天然物を捕獲せよ!夏の夜のウナギ釣り作戦!

ウナギ

夏の夜の新しい風物詩

たぶん買った方が安い、置き針竹筒の方が早い、でも竿と仕掛けで釣りたい。

なぜなら、我々は釣り人だから。



ウナギの生態

ウナギ(鰻)といえば、もちろん土用の丑の日に食べたくなるあいつです。

ウナギの生態については未だに謎な部分も多く、完全養殖は不可能だといわれています。

ウナギの稚魚(シラスウナギ)を捕獲し、成魚になるまで養殖するというのが今日のウナギ養殖の限界というわけです。

普段私たちの食卓に並ぶのは「ニホンウナギ」という種類のウナギで、マリアナ海溝付近で産卵していることが特定されました。

ということでgoogle先生にウナギの産卵場所であるマリアナ海溝ををpick upしてもらいました。

日本から2000km以上離れた異国の地まで泳いでいたなんて驚きですよね。

遠すぎて全然想像することができません。

卵から孵化したウナギ(レプトケファルス幼生)はマリアナ海溝から日本の河川を遡上し、腹が黄色がかった黄うなぎとなります。

黄ウナギは体長が10cm~30cm程と小さく、5年から10年かけて成長する過程で体表が黒くなり、腹が銀色の銀ウナギとなります。

みなさんが思い浮かべるウナギはこの銀ウナギと呼ばれている個体です。

うなぎ

出典:http://urx.blue/LtNh

マリアナ海溝で産まれて、日本に戻って大人になって、産卵のためにまたマリアナ海溝に戻っていく。

この健気さこそが日本人の力の源というわけです。

ウナギの釣り方

ウナギ釣りのポイント

ウナギを釣ることができるのは5月から10月頃まで。

寒くなると活性が落ちてしまうので要注意。大きめの河川の河口・中流域を狙うのがベターです。

もちろん上流域まで登ってくるウナギもいますが、数が多いのは流れの緩やかな中流域まで。

ポイントとしては用水路の流れ込みやカケアガリを中心に攻めましょう。

餌を求めて活発に活動している夜であれば、意外と流れのあるところまで回遊してきます。

とはいえ、基本は落ち込みや深みのあるポイントを狙って釣りをするのが良いでしょう。

時間帯は夕マズメはもちろんのこと、潮の流れにも左右されますが、満潮の前後にアタリが集中しているようです。

※夜は暗くて足場が悪い可能性もあるのであらかじめ明るいうちに釣り場所の下見をしておいたほうが良いです。

初めてウナギを釣りに行く方は鯉やナマズの生息地を参考にポイントを選ぶといいかもしれません。

荒川

ウナギ釣りの仕掛け

基本的には中通しオモリを付けてぶっこみで釣りをします。

男ならぶっこみ一本針ですわ(仕掛けを作るのが面倒くさいだけ)。

釣具屋に行くとワンタッチのウナギ仕掛けも売っているので、初心者の方にはそちらもおすすめです。

投げ竿:2.7m~5.4m

そんなに遠投をするわけではないですが、川の流れは意外と早いために15号~20号のオモリを使うこともあります。

できるだけ耐久性のある投げ竿を選びましょう。

ウナギ釣りで重要なのは性能や値段ではなく耐久性です。

道糸:ナイロン4号~5号

巨大ウナギが釣れることも想定して太めの仕掛けを用意しましょう。

外道で鯉やナマズが釣れてしまうことも多々あるので、それに耐えうる仕掛けが必要です。

何度も言いますが大事なのは耐久性です。

オモリ:中通しオモリ亀ノ甲型15号~20号

流れの緩やかな河川であれば10号程度でもOKです。

しかし侮るなかれ、我々が思っている以上に川の流れは速いです。

仕掛けが流されっぱなしでは釣りにならないのでできるだけ重いオモリを使いましょう。

ナツメ型でも問題ないですが、流れの早い釣り場では亀ノ甲型がおすすめです。

針:ウナギ針11号~13号

針はウナギ針を使用することをおすすめします。

ウナギは餌を食べるのが上手いので、丸セイゴなどの普通の針ではなかなか針掛かりせず釣りあげることができません。

餌だけ取られて悔しい思いをしないためにも、ケチらずウナギ針を買いましょう。

ウナギ釣りの餌

ミミズ

できるだけ太いミミズを選びましょう。

釣具屋に売っているドバミミズ(「大関」や「熊太郎」)がオーソドックスですが、7~8匹しか入っていないので割高な感じもします。

できれば公園などで天然のミミズを採取してから釣りにいくと安上がりです。市販のドバミミズよりも天然ミミズの方が元気なため、ウナギへのアピール力が高く食いつきが良いです。

塩分濃度が高い汽水域では身持ちが悪くなりがちです。

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アオイソメ

河口など汽水域での釣りで絶対的な力を発揮するのがアオイソメです。

汽水域に住み着いているウナギはゴカイやアオイソメが有効ですが、中流域や上流ではミミズの方が無難です。

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サバ切り身orサンマ切り身

ミミズについで人気のある餌が切り身です。

身持ちも良く、集魚効果も期待できます。

汽水域では塩漬けにした切り身を使うのもありです。

難点は切り身の脂で手がベトベトになるという点ですかね…。

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テナガエビ

現地調達する必要があるのでポイント次第となってしまいますが、テナガエビが豊富な河川ではウナギも普段からテナガエビを餌にしているはずです。

ウナギ釣り合間に暇つぶしとしてテナガエビ釣りをしてみるのも面白いかも。それが面倒な方は冷凍のテナガエビを使用しましょう。

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アタリがないときの秘密兵器です。

釣れるか釣れないかはあなた次第…!?

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最近では冷凍の稚鮎を安く手にいれることができるのでぜひお試しください。

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実際にウナギを釣りにいってみた

今回のウナギ釣りに選んだのは荒川と新河岸川です。

どちらも埼玉・東京を流れる一級河川で、荒川を並走するように流れる新河岸川は岩淵水門の先で隅田川と合流します。

荒川

真っ暗な夜の荒川、めっちゃ怖いやん

ウナギ釣り

とりあえず投げ竿を2本、餌はミミズでウナギを狙ってみます。1本は川の中心部に、もう1本は橋のたもとへとキャスト。

仕掛け投入から30分ほどして、さっそく竿に反応が…!

しかし本アタリはなく餌だけを取られてしまいました。

うまく針の部分だけ残して餌をかすめ取っていくのがウナギのやっかいなところです。

無残にも頭の部分だけを残して食いちぎられたミミズの写真を載せようかと思いましたが、コンプラ違反になりそうなので控えておきます。

そして潮具合からウナギの活性が一番上がってくるだろう夜21時ごろ、橋のたもとを狙っていた竿に大きなアタリが!

ウナギ

やや小ぶりながら待望のウナギをゲット!

国産の天然ウナギ、体表がめちゃくちゃ綺麗です。

ウナギ

近くで釣りをしていた常連さんが良型のウナギを釣りあげていたのですが、成熟したウナギは体表がモスグリーンに輝いており、それはそれは見とれてしまうほどでした。

しかしその後はアタリもなく、ついには雨まで降りだしてしまう始末。雨は10分ほどで上がったのですが、全身ビショビショで既に戦意は喪失してしまいました。

ウナギなら1匹釣れたしネタにはなるだろう…もう帰ろうか…と考えていたそのとき、足元でチョイ投げをしていた竿に先ほどよりも大きなアタリが!

強烈な引き、どんどん持ってかれる道糸、明からに緩すぎるドラグ(調整不足)を締め直し、あがってきたのはコイツでした。

フッコ

シーバスと呼ぶには小さいかな。

体長42cmのフッコ。

めちゃくちゃいい引きで楽しませてもらいました。

フッコ

むしろウナギを釣ったときよりもテンションがあがってしまったのはナイショの話し。

ということで今回の釣行はこれにて納竿。

ウナギは1匹しか釣れませんでしたが、夏の夜の夕涼みにはもってこいの釣種です。

都内の河川でもウナギ釣りをする人が増えているそうで、今後はウナギ釣りがメジャーになるかもしれませんね。

釣ったウナギを食べるときには泥抜きが必要なので気を付けましょう。

河川の水質にもよりますが、都内の川で釣ったウナギであれば最低でも2~3日は泥抜きをした方が無難とのこと。

気にならない人は泥抜きをしなくても大丈夫のようです。

「泥抜きをしても意味がない」という説もちらほら見受けられるので、近いうちに食べ比べてみたいですね。

ウナギ釣りのコツ

ミミズで釣りをする場合、ミミズ通しを釣具屋で購入しておくと便利です。

餌の付け方ひとつでウナギの食いつきが変わってきます。ミミズを綺麗にウナギ針に通すのは至難の業なので、ミミズ通しを常備しておきましょう。

また、暗闇でもアタリがわかるように鈴を竿先に付けておくことをおすすめします。

鈴とケミホタルを組み合わせればなお良しです。

今回の釣行で改めて実感したのは、私たちが思っている以上に川の流れが速いということです。

緩やかに流れているように見えて、20号のオモリが簡単に流されてしまいます。

できるだけ川の淀みを狙いましょう。

川幅の広い大きな河川になるとポイントを絞るのが難しくなっていきます。障害物や用水路の流れ込み、川の流れが変化しているポイントを徹底的に狙いましょう。

ポイントの絞り込みに自信のない方は小さめの河川の方が釣りやすいかもしれません。

そして何よりも大事なのが自分の命です。

夜の釣行は危険が伴いますので、無理をせず、安全に注意して釣りをしましょう!