元自動車整備士がおすすめしたい、バス釣りに最適な車とは!?

元自動車整備士がおすすめしたい、バス釣りに最適な車とは!?

バス釣りに欠かせないのが車の存在です。

行き先となる湖や川までタックルや装備品を運ぶ手段として、また、友人など釣り仲間と行動を共にするためには車は必要不可欠となります。

今回の記事では元整備士である筆者の経験談から得た知識を元に、バス釣りに最適な車種選びを特集していきたいと思います。

バス釣りに最適な車選び

1. 積載スペース

バス釣りにはロッドを始め、タックルボックスや長靴など様々な装備品を準備する必要がありますので、多くの荷物を積載するスペースが必要となります。

友人などと複数人で釣行する場合には更に積載スペースの確保が重要となってきます。

2. 悪路走破性能

バス釣りができるポイントまでは舗装された道路だけとは限りません。未舗装の山道や砂利道となる河原など悪路を走破できる性能が必要となってきます。

車高が低すぎてはわだちでスタックしてしまいますので、四駆などのオフロード車が適していると言えます。

3. 小回り性能

秘境ポイントなどでは道なき道を突き進むことがあります。

対向車とすれ違いもままならない状況もありますので、楽にUターンできる小回りの利く車が大変便利です。

バス釣りに最適な車種10選

①エクストレイル(日産)

エクストレイル

出展:日産

発売当初からアクティブなユーザーに人気のあるエクストレイルですが、初代から2013年まで発売した2代目までの内装には水洗いできるラゲージを採用しています。

濡れても簡単に拭き取ることができる防水インテリアは、今も尚多くのバサーから支持を受けています。

走行性能については、前後トルク配分を変更するオールモード4×4が路面の状況に応じて自動で判断してくれますので、山道や河原でも力強く駆け抜けてくれます。

②エレメント(ホンダ)

エレメント

出展:ホンダ

2003年~2005年の2年間発売された隠れた名車です。

エクストレイル同様に防水シートを採用し、エレメント特有の観音開きが目を引く車種です。

リアゲートは2分割式になっており、腰を掛けることもできますし、タックルなどの出し入れが非常に便利です。

2.4Lのエンジンは舗装路から悪路までトルクフルな走りで、ミッションはリアルタイム4WDが路面の状況に応じてアシストしてくれます。

特筆すべきは、ミニバン並みの車高、フルサイズセダン並みの車幅ながら最小回転半径は5.2mと同メーカーのフィットに引けを取らない小回り性能があります。

③キューブ(日産)

キューブ

出展:日産

SUVではないのですが、特におすすめしたいのが現在も発売されている2008年からのモデルです。FFだけではなく4WDの設定もありますので、街乗りから軽めの悪路までなら走破可能です。

車重が1500kg程と軽く、河原の砂利道は思いのほか軽快に駆け抜けることができます。

燃費も15.6~19.0km/Lとお財布に優しいところもおすすめと言えます。

維持費のことも考えつつ、おしゃれにバス釣りをしたい釣りガールにいかがでしょうか。

④デリカ(三菱)

デリカ

出展:三菱

おすすめモデルは2007年から現在にも生産中の現行モデルで、ミニバンの居住性、SUVの力強さを兼ね備えた良いとこどりのモデルとなっています。

運転手の視線も高く、運転のしやすさも考えられている作りで、長距離移動する際にとても楽に感じられます。

特にディーゼルモデルのトルクは36.7kgmとなっており、無過給ガソリンエンジンの3.5リッター並みのパワーを発揮します。悪路走破性能はミニバンNo.1と言えます。

ボートフィッシングがメインの方は牽引力もあり、バスロッドも複数積載可能なデリカが非常におすすめです。

⑤ジムニー(スズキ)

ジムニー

出展:スズキ

近場をメインに釣りをする方、一人で釣りをする方に一番におすすめしたいのがジムニーです。

大幅なモデルチェンジをしないため、どのモデルも使用感はあまり変わりないのですが、メンテナンス性を考えて話題の現行モデルをおすすめしたいと思います。

ラダーフレームを採用したことで剛性もアップし、乗り心地も先代モデルに比べて良くなっています。

河原での機動力、身のこなしはオフロードバイクをそのまま車にしたようなイメージで、ランクルやジープを遥かにしのぎます。

⑥フォレスター(スバル)

フォレスター

ワゴンに悪路走破性能をプラスしたコンセプトで作られた車だけあって、アウトドアにはうってつけのシリーズです。

2007年モデルからは街乗りを重視したSUVに進化しましたが、北米を中心に人気があるだけに、高速道路のロングドライブから山道などの悪路も走破してしまう高性能SUVに仕上がっています。

悪路での安定感、実用性重視のボタン類などを見ると、同クラスのトヨタのハリアー、マツダのCX-5と比較してフォレスターはアウトドア重視に造り込まれている印象があります。

この飾らないスバルの車造りが長年アウトドアユーザーに愛されるゆえんと言えるでしょう。

⑦クロスオーバー(MINI)

MINI

出展:MINI

おしゃれに釣りを楽しみたい方に非常におすすめな車がMINIのクロスオーバーです。

日常の買い物からバス釣りまでおしゃれに生活を楽しむことができます。

スポーティーな走りは山道でその性能をいかんなく発揮し、コーナリング時もしっかりと踏ん張ってくれます。

トランク容量も450Lと1~2人での釣行であれば問題なく荷物を積むことができます。

タックルやウエア同様に「車もおしゃれに」とお考えの方は必見です。

特におすすめしたいモデルは2.0Lエンジンの「クーパーSD ALL4」です。

⑧レネゲート(JEEP)

レネゲート

出展:JEEP

JEEPであればラングラーと言いたいとこですが、機動力を加味してレネゲートをチョイスいたしました。

JEEP初の小型SUVで、サイズ感はまさに日本仕様となっています。

先ほどの日産キューブと変わらない燃費性能もポイントです。

⑨ハイエース(トヨタ)

ハイエース

出展:ハイエース

大人数、大量のタックルを積載する場合にはハイエースがおすすめです。

特に宿泊を伴う遠征釣行にはとても心強い車です。車中泊を行うことも可能な車内スペース、商業車仕込みの小回り性能も車格の大きさを感じさせない大きなメリットです。

カヌーやフローターも車内に積むことができる数少ない車です。

海外でも人気な車種なため、鍵のつけっぱなしなど盗難にはくれぐれも注意しましょう。

⑩バモス(ホンダ)

バモス

出展:ホンダ

タックルも中古品で十分、車もコスパを優先に考えたいという方にはバモスをご紹介します。

1999年の誕生から2018年までほぼ見た目も含めて変更されずに長年釣り人に愛された車です。

近場でバス釣りするにはこの1台あれば事足りてしまうくらい使い勝手の良い車です。

今でこそN-BOXに人気を取られてしまいましたが、高いルーフや広いカーゴスペース、4WDの設定もあることから、いまだに人気の絶えない車であります。

車に装備しておきたい便利グッズ

車の標準装備だけではロッドが置きづらかったり、最悪の場合、荷物が散乱してロッドが折れてしまうなどのハプニングにも直面してしまいます。

また、泥だらけの長靴なども置きますので、車内を汚さないためにも防水性能に優れたカバーなども必要になります。ここからはバス釣りに欠かせない便利グッズをご紹介したいと思います。

ロッドホルダー

ロッドが複数本ある場合、まとめて無造作に置くことになってしまいます。

ロッドが折れてしまう原因にもなりますので、天井に吊り下げられるタイプのロッドホルダーが非常におすすめです。

バス釣りを長らく経験している方の車にはほぼ100%装着されている便利アイテムです。

ルアーをつけたままロッドを装着できるので、シートにルアーが引っ掛かってしまうアクシデントも防ぐことができます。

防水バケツ

泥だらけの長靴やウェーダーを保管するときに、車内を汚さずに収納できるのでとても便利です。

バス釣りに行くと足が水没してしまったり、最悪の場合落水してしまうなどのトラブルもありますので、濡れた物を収納するために1つあると重宝します。

買い物カゴ

タックルや小物類をボートまで運んだりする際にとても便利です。

メッシュになっているので汚れ物を入れてそのまま水で洗い流してしまう使い方もできます。

車内に無造作に荷物を入れず、あらかじめ買い物カゴに入れてしまえば出し入れが非常に楽になります。

防水マット・防水シート

バス釣りは水辺が主戦場となりますので、車内に防水マットや防水シートがあると車内を汚さずに済みます。

あらかじめシートに防水のシートカバーを掛けておけば、ウェーダーを着用したまま移動することも可能になります。

車好きバサーが語る、バス釣りのための車選びとは?

筆者は元々車好きでしたので、バス釣りと車は非常に密接な関係でした。

道なき道を突き進むためのタフな車選び、移動中の車中の過ごし方についても車選び一つで変わってきます。

2シーターのスポーツカーではバス釣りのアウトドアなイメージは映えません。

現行車に多い低重心の車も河原などの悪路でスタックしてしまうことがあります。

ジャングルのような秘境をわくわくしながら探検するためには「バス釣り」が背景にある車選びが重要になってきます。

ジャングル

バス釣りに最適な車選びまとめ

今回の記事では「バス釣り+車」に特化した特集をご紹介してきました。

マニアックな筆者でありますので、ネットでよく見るおすすめの車ではなかったかもしれませんが、車好きのバサーが実際に所有している車を乗ってみた上でのレビューですので、リアルな経験談となります。

バス釣りは釣ってなんぼの世界かもしれませんが、車も主役と考えると道中も楽しくなるものです。バス釣りのスタイル同様に、車も併せてコーディネートしてみましょう!

投稿者プロフィール

moto
moto
バス釣り歴20年。基本的に魚自体が好きなのでなんでも釣れれば嬉しいです!主に関東県内の川・湖・野池で釣りを楽しんでおります。ここ数年、年に1度の琵琶湖遠征が非常に楽しみの一つでもあります。私もサラリーマン向けのブログを運営していますので是非チェックして下さい!