バス釣り経験のある方なら「デカバスを釣りたい!」と一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
今回の記事ではシンプルに「デカバスの釣り方」にフォーカスして解説をしていきたいと思います。
自然が相手な訳ですから、プロでも100%釣れるとは限りません。
しかし、攻略法を工夫することでデカバスを釣り上げることは可能なのです。
今回はデカバスを捕獲するための攻略法をご紹介していきたいと思います。
デカバスの定義
「一体どのくらいがデカバスと言えるのか?」についてですが、40cmでも大きいと思えばデカバスですし、50cmオーバーでないとデカバスとは言えないなど定義は人それぞれだと考えます。
バス釣り業界では多くの方が50cmオーバーを「ランカーバス」と呼んでいますので、今回の特集では「デカバス=50cmオーバー」としましょう。
あくまでデカバスの定義は人それぞれですので、自分が「でかい!」と思ったら胸を張ってデカバスと叫びましょう。
デカバスを釣るために心がけたい6つのポイント
1. デカバスの釣果情報が多いポイントで釣る
シンプルですがここが一番大切です。
デカバスの釣果情報が年間通して1件しかないフィールドより、年間で何百本と釣れているフィールドの方が断然釣れる確率は上がります。
宝くじで一等を狙うより、ナンバーズを買う方が当選確率は上がりますよね?
その理屈と同じです。
「プロじゃないと釣れない」「ベテランじゃないと釣れない」そんなことはないのです。
デカバスを釣りたいのであれば第一に、「デカバスの釣果実績が高いフィールド」で釣りをしましょう。
2. デカバスの釣れるシーズンを狙う
1年を通してデカバスを釣ることはできますが、「デカバスが釣れている時期」に的を絞ることも重要なキーワードとなります。
高確率でデカバスを狙いたいのであれば、「春と冬」の二択になるかと思います。
ただし、冬の場合はそもそも釣れる確率自体が大幅に下がりますので、筆者としては「春」がデカバス釣りにおすすめの季節だと考えています。
春はスポーニングに向けてシャローに上がり、エサをたくさん捕食することで栄養を蓄えようとします。
冬を越して腹ペコ状態でもありますので、ルアーへの反応も非常に良い季節なのです。
フィールドにより多少前後はするかもしれませんが、経験上4月~5月はデカバス釣りに最適な時期と言えます。
3. 釣行するタイミングを考える
1日中釣りをしていれば「数打ちゃ当たる」かもしれませんが、デカバスが釣れるタイミングというのが存在するのも事実です。
例えば大潮のタイミング、台風前や爆弾低気圧など天気が荒れる直前などが有名です。
さすがに台風真っ只中で釣りすることはおすすめできませんが、雨の降り始めや風が吹き始めたタイミングはチャンスタイムと捉えて変化をつかみ取りましょう。
特に雨の日はおすすめで、人も少なく、雨の音で人間の気配も消しやすくなります。
バスの警戒心も少なくなることで、普段口を使わないようなデカバスも釣れやすくなると言うことです。
「雨だから釣り行くのやめよう」と思ったそこのあなた。魚は雨なんて関係ないですからね!
4. デカバス釣行データを蓄積しよう
ここまで「実績のあるフィールド」「釣りやすいシーズン」「釣行するタイミング」の3つをご紹介してきましたが、釣行するたびにこれらのデータを収集していきましょう。
「年月日」「釣行時間」「天気」「水温」「水量」など判断できる情報は多く書き留めておきましょう。
バス釣りで生計を立てているバスプロは腕があるからデカバスを多くキャッチしているのか?
答えは半分正解で半分不正解です。
正直釣りのテクニックだけでは不十分と言えます。釣行するたびにチェックしているデータが一般人よりもはるかに多いからなのです。
1年、10年とフィールドに足しげく通い、デカバスが釣れるデータを自分なりに集めていきましょう。
5. 釣れる確率を上げていこう
デカバスをキャッチする確率を少しでも上げるため、シーズンやタイミングを狙っていくことの重要性をこれまでご紹介してきました。
更に確率を上げるために大切になってくるのがポイント選びです。
デカバスがいないエリアにいくら投げても釣れません。
目視できるストラクチャーはもちろん、地形の変化にも気を配って釣りをしましょう。
ポイント選びと同様に、キャスト精度も釣れる確率をグンとアップさせます。
警戒心の強いデカバスに対して少ない手数でアプローチしていきましょう。
また、周りの釣り人をよく観察し、「どんなルアーで釣れているか」「どこにキャストしているか」「どんなアクションか」など目から得られる情報はどんどん取り込みましょう。
6. デカバスをバラさないための準備
いくら凄腕のバスプロでもバラしはつきものです。
バスプロ界では基本中の基本である「ラインチェック」を必ず行いましょう。
せっかく掛けたデカバスもバラしてしまっては元も子もありません。
筆者も何度もランディング直前にデカバスを逃し、痛い目をみてきました。
あの表現しがたい悔しさは二度と繰り返したくないと思うほどです。
めんどくさいと思わずに、こまめなラインチェックと結び直しを行いましょう。
併せてフックの曲がり、クラックなども確認することをおすすめします。
更にキャッチ率を上げていくために、ランディングネットも重要アイテムとなります。
おかっぱりの場合、足場の高い場所などハンドランディングが困難なシチュエーションが多くあります。
抜き上げられずにラインブレイクでは魚にもダメージを与えてしまいますし、何よりデカバスを目の前にして悲しい気持ちになります。
是非ともランディングネットも準備しておきましょう。
デカバスおすすめルアー3選
今回はデカバスを必ず釣るためにおすすめしたいルアーを絞りに絞って3つだけ厳選いたしました。
どのフィールドでもこの3種類をローテーションすればデカバスを釣ることができるでしょう。
①ガンクラフト ジョインテッドクロー178
デカバスを狙うルアーとしては有名すぎる「ジョイクロ」も必ずタックルボックスに入れておきたいルアーです。
おすすめの使い方は「ジャーキング&ステイ」で、魚を寄せてからリアクションで食わせるパターンです。
フローティングタイプが特におすすめで、レンジの調整は板鉛で行いましょう。
根掛かりを回避する意味でもフローティングが一番使いやすいと言えるでしょう。
②デプス サカマタシャッド
デカバスオンリーで狙いたい人は6inchか8inchを使用しましょう。
ソフトルアーですがベイトタックルでも十分投げられる重さなので、対デカバス用にMH以上のロッドをおすすめします。
使い方はノーシンカーがメインで、トゥイッチングとジャーキングでリアクションバイトを狙います。
食わせの間を作りたいので、「2~3回ジャークしたら止める」を繰り返しましょう。
オープンウォーターなどで広範囲にサーチしたい場合に活躍します。
③デプス ブルフラット
ギルネストパターンのときに活躍するのがブルフラットです。
水深の浅い場合にはノーシンカー使用し、それ以外の場合にはテキサスリグで使用します。
スパイラルフォールがブルフラット最大の特徴とも言え、着底後にしばらく放置し、ワンアクション目が食わせのチャンスです。
基本的にはリフト&フォールでの釣りとなります。
デカバス狙いですので、使用するサイズは4.8inchオンリーでいきましょう。
デカバスの釣り方まとめ
今回は「デカバスを釣る」に特化して特集してきました。
バサーであれば50UPを釣ることは一つの目標と言えるでしょう。
「なぜ私には釣れないのか」
「なぜあの人だけデカバスが釣れるのか」
答えは至ってシンプルです。
「釣れる場所」「釣れるタイミング」などデカバスが釣れるパターンというものが存在するのです。
初めのうちはボウズの日が多いかもしれませんが、自分なりに分析し、検証していくことで答えは見つかります。
「デカバスが釣れちゃった」ではなく、「デカバスを狙って釣った!」と言えるよう、今回の記事を参考にフィールドに向かいましょう!
投稿者プロフィール
- バス釣り歴20年。基本的に魚自体が好きなのでなんでも釣れれば嬉しいです!主に関東県内の川・湖・野池で釣りを楽しんでおります。ここ数年、年に1度の琵琶湖遠征が非常に楽しみの一つでもあります。私もサラリーマン向けのブログを運営していますので是非チェックして下さい!
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