増水後の万之瀬川でシーバスゲーム!コツは水中の見えない変化を見つけること!

万之瀬川シーバス

連日の大雨で大増水の『万之瀬川』へシーバスゲームに行ってきました。

釣行記に加えて常夜灯や橋脚が少ない『万之瀬川』で、シーバスを釣り上げるためのテクニックも公開しちゃいます!

連日の大雨で大増水

大雨で大増水

南九州を中心に、7月頭は連日の雨。大雨警報から避難勧告(汗)。

久し振りに大混乱を巻き起こしてくれました。

もちろん、各河川は大増水。

決壊する河川もあれば、多くの河川が氾濫寸前になっていました。

そんな状況から数日後、久し振りのシーバスゲームへ。

大増水の後だけに、魚へどれほどの影響があるのか不安でしたが、状況把握も含めての釣行です。

向かうのは、南さつま市を流れる万之瀬川です。

吹上浜へ流れ出す中規模河川ですが、フィールドが持つポテンシャルは素晴らしい物があります。

万之瀬川というフィールド

薩摩半島、東シナ海へ流れ込む河川です。

河川の規模としては、差ほど大きくはありませんが、水量も安定しており薩摩半島の中では大きい方に入ります。

ただし、シーバスフィールドとしては少しクセがあります。

オーソドックスな常夜灯周りや橋脚周りといったポイントが非常に少ないのです。

そのため、この万之瀬川では流れを考えたポイントセレクトが重要になってきます。

どのポイントも、ストラクチャーよりも流れの変化や流芯といった事を念頭に、攻略していく形です。

よって、ビギナーには少しポイント選びに頭を悩ませる事が多く、攻略手口を導き出す事が難しいとも言えます。

何もない場所の、見えない部分を考えて攻略していくには、かなりの忍耐も必要になりますので。

そんな万之瀬川ですが、知れば知るほど面白い河川でもあります。

河口から淡水域まで、さらには支流もありますが、ポイントのバリエーションは思った以上に豊富です。

きっかけさえ掴めば、そのポテンシャルを体感できる事は間違いないです。

大増水の万之瀬川へ

万之瀬川シーバス

この日は大増水から4日後です。

やっと水位も落ち着いたかと思っていたのですが、実際にはまだまだ水位が高い状況でした。

普段より50cm~1m近く水位は高く、濁りは落ち着いてはいますが、流速も早いコンディション。

前述もしたように、流れの変化などを探っていくので、この増水には頭を悩まされました。

流速が速すぎる事と、流芯が全くわからないほど全体的に強い流れに、キャストしたルアーもほぼ真横から帰ってくる状況です。

増水でシーバスは上流へ

本来であれば、下げ潮の潮流が落ち着いてくる時間帯を重点的に狙うのですが、この日はとにかく潮位も下がらず、流れも弱まらない、完全に増水し過ぎた悪いコンディションでした。

それでも、普段狙うポイントでキャストします。

徒歩で歩ける場所は歩き回りながら、何処かにシーバスが溜まっているスポットがないのか….転々と探ってみます。

もちろん、返事は一切帰って来ることはありません。やはり大増水の後は、少し間を開ける必要がありますね。

そこで、少し考えを変えて、真夏の増水パターンのポイントへ。

上流へ移動ですね。

本来であれば、もう少し暑くなってからの好ポイントとなる淡水エリアを探ってみる事にします。

これが大正解で、増水を利用してシーバスは入ってきていました。水門周りを狙って、何とか2本。小さいですが、夏を感じる釣行となりました。

今回のタックル

万之瀬川シーバス

私は、基本ベイトタックルを使っています。

河川の規模やポイントによって、多少はロッドの長さやアクションを変えますが、ベイトで通しています。

今回は、河川中流域を広く探る事がメインだったので、8ft3inのロッドにベイトリール。

ラインはPEラインの1.5号、それにリーダーとしてフロロカーボンライン4号の組み合わせです。

このタックルで、多くのポイント攻略は可能です。

そしてルアーですが、ストラクチャーなどピンスポットを打つ事が少なく、広範囲を探る事がメインなので、バイブレーションが中心となります。

私が良く使うのは、ベイブルやローリングベイトなどです。

さらに、アピールを強くしたい時には、サラナ110Fや125Fなども投入します。

今回、水門ではサラナ110Fと95Fにてシーバスをキャッチしました。

ポイントによって、この辺りは色々とローテーションしていく感じです。

夏から秋の万之瀬川について

これから夏になると、少しの雨でシーバスの活性は上がります

雨が少ないと、シーバスも大人しくなる傾向ですが、タイミングさえ掴めば手堅いゲームが楽しめるフィールドです。

また、デイゲームのシーバスも楽しくなるので、河口から淡水域まで、広く探っていくのも面白いです。

秋のベストシーズンまで、しばらく時間はありますが、比較的楽しみやすいフィールドでもありますので、デイ、ナイトとキャストを繰り返してみて下さい。