【スモールマウスバスの釣り方】おすすめポイントと釣りテクニック!

スモールバスの釣り方

日頃バス釣りを楽しんでいる方なら「スモールマウスバス」という名前を聞いたことあるのではないでしょうか?

普段バス釣りでターゲットとしている「ラージマウスバス」とは違い、見た目は口が小さく、虎柄模様が特徴的です。

小ぶりでありながら暴力的な引きが醍醐味で、一度釣ったらやみつきになること間違いなしです。

今回の記事ではそんなスモールマウスバスの魅力や釣り方について語っていきたいと思います。

スモールマウスバスの特徴

スモールマウスバスの釣り方

引きが強い

スモールマウスバスの一番の魅力と言っても良いのが引きの強さです。

ラージマウスバスのプラス10cmくらいの引きのイメージで、小ぶりな魚体からは想像もできないパワフルなファイトをします。

ラージマウスバスは左右へ逃げるように引きますが、スモールマウスバスは下へ下へと突っ込んでいく引きが特徴的と言えます。

※メバリングをやったことある人はメバルの引きをイメージしてみて下さい。強大なメバルが釣れたようなトルクのある引きです。

好奇心旺盛

見慣れないルアーに対しても好反応をしめすことがあり、予期せぬところからすっ飛んでくることがあります。

性格もどう猛で、ベイトフィッシュや昆虫を群れで追い回しているシーンにも遭遇します。

ルアーをピックアップ中にバイトしてくるなど、通常では考えられないほどのリーシングスピードにも反応してきます。

※エリアトラウト経験者であれば、イワナを狙うようなイメージです。

流れのあるエリアを好む

ラージマウスバスであれば流れが緩やかなワンドやストラクチャーに居付くイメージですが、スモールマウスバスは流れの早い支流や堰付近を好みます。

ストラクチャーにぴったりと居付くのではなく、常に回遊しているのもスモールマウスバスの特徴です。

水温もラージマウスバスに比べて低いエリアを好みますので、水の動きが少ないフィールドよりも流れの早い川などがスモールマウスバスの適した生息地となります。

スモールマウスバスの釣りポイント

ラージマウスバスと生息域はあまり変わりませんが、全国的に分布しているラージマウスバスとは違い、比較的水温の低い東日本で釣果実績があります。

野尻湖

野尻湖

長野県にある湖で、スモールマウスバス釣りの聖地といわれています。

避暑地として知られる野尻湖ですので夏場でも比較的涼しく、スモールマウスバスを釣るなら6月~8月がおすすめです。

水質はクリアウォーターで、主にワカサギやセミなどの昆虫を捕食しています。

ボート釣りがメインの湖ですが、おかっぱりのおすすめエリアは「菅川」「町営桟橋」「砂間ヶ崎」が実績のあるポイントとなります。

【菅川】

【町営桟橋】

【砂間ヶ崎】

荒川

荒川

埼玉~東京間を流れる広大なフィールドですので、釣れるエリアと釣れないエリアを見極められるかがポイントです。

初めての方は実績のあるエリアを数ヵ所絞ってから釣行しましょう。

スモールマウスバスの実績があるのは「恵和園前」「神明堰」「治水橋周辺」などベイトフィッシュが豊富なテトラ帯が有力エリアとなります。

【恵和園前】

【市野川:神明堰】

【治水橋周辺】

多摩川

多摩川

山梨、神奈川、東京と3県を横断する一級河川です。

工場排水なども多く、冬場でもバス釣りを楽しむことができます。

スモールマウスバスの有力ポイントは「立日橋周辺」「日野バイパス下」「二ヶ領上河原堰」「南多摩スポーツ広場前温排水」がおすすめです。

初めての方はまずこの4ヵ所を回ってみて下さい。

【立日橋周辺】

【日野バイパス下】

【二ヶ領上河原堰(稲田公園)】

【南多摩スポーツ広場前温排水】

入間川

入間川

埼玉を流れる入間川は全体的にシャローエリアが多く、上流域はスモールマウスバスが好む低水温エリアとなっています。

サイズを選ばすに手堅くキャッチした場合は「笹井堰」、デカバスを釣りたい場合は比較的水深のある「上江橋周辺」で回遊するスモールマウスバスを狙いましょう。

流れのある「越部川堰」「菅間堰下流域」も実績のあるエリアですので見逃せません。

【笹井堰】

【上江橋周辺】

【越部川堰】

【菅間堰下流域】

スモールマウスバスを釣るためのテクニック

ラージマウスバスとは行動パターンや捕食スタイルが若干変わってきますので、固定概念にあまり捉われないことが釣果につながるコツとなります。

普段のバス釣りでは狙わないようなポイント、テクニックをご紹介していきたいと思います。

流れのあるところを攻める

ラージマウスバスでは狙わないような川の本流にスモールマウスバスは生息しています。

流れの早い橋の橋脚付近、堰の吐き出し口など激しい流れの中でも好んで回遊しているので外せないポイントとなります。

ボトム付近を釣る場合はネコリグやダウンショットのころがし釣り、ハードルアーであればミノーやペンシルベイトの高速ジャーキングで狙います。

※ころがし釣りはアユ釣りのごとく、ジャーキングはシーバスを狙うようなイメージです。

スモールマウスバスは極端な釣り方に実績があります。

早巻き

俊敏な動きでベイトフィッシュを捕食するスモールマウスバスは高速リトリーブに好反応をみせます。

スローリトリーブから急激なトゥイッチングを織り交ぜることでリアクションバイトすることも少なくありません。

中層付近で回遊している場合はミノーやバイブレーションの高速リトリーブでサーチしていきましょう。

ラージマウスバスでは考えられないほどのリーリングスピードですので「バーニングリトリーブ」とも呼びます。

放置

デッドスティッキングと言い、上記の早巻きとは真逆のテクニックとなります。

スモールマウスバスの特徴はとにかく極端で、「デッドスロー」か「ハイスピード」に反応するようです。

スローに誘うときはもはや放置でOKです。虫系ワームをキャストして1~2分そのままにしておく釣り方や、ネコリグをボトムまで落としてノーアクションでもバイトしてくるのです。

エサ釣りの感覚に近いテクニックですので、流れにドリフトさせたり自然の動きを利用しましょう。

スモールマウスバス釣りにおすすめのルアー5選

ラージマウスバスとは行動パターンや好むエリアが少し違うということをここまで解説してきました。

そんなスモールマウスバスの特徴に合わせた最適なおすすめルアーをご紹介していきたいと思います。

ダウンショット

ボトムに居付いているスモールマウスバスに効果的なのがダウンショットです。

ストラクチャーを「点」で釣りたい場合や、カレントでドリフトさせながら誘うときに有効的です。

クイックな動きでリアクションの釣りのときはフックとシンカーの間を短くし、ノーシンカーのようにナチュラルに誘いたいときは長めにしましょう。

スモールマウスバスの口は小さいのでゲーリーヤマモトのレッグワームやアングリースティックがおすすめです。

ノーシンカー

アクションの強弱で誘い方が自由自在なノーシンカーは、スモールマウスバス釣りでも万能なリグです。

レンジもボトムからトップまで幅広く攻めることができますので、回遊性のスモールマウスバスにはうってつけなのです。

ベイトフィッシュを追い回しているときはジャーキングで、食い気が低いときにはデットスティッキングで誘いましょう。

ノーシンカーの場合も吸い込みやすいイモグラブなどが良いでしょう。

ネコリグ

ダウンショットよりも沈めたい場合にはネコリグがおすすめです。

ストレートワームの「うねり」を最大限に引き出せるリグで、ミミズをイメージしてシェイキングしましょう。

反応がない場合はデッドスティッキングで放置し、水流に身をまかせるようにころがしていきましょう。

その際、より自然な動きを演出するためにもラインスラッグを出しながら流すと警戒心の強いスモールマウスバスに効果的です。

またストレートワームは長い分、針掛かりしづらいデメリットがあります。

口の小さいスモールマウスバスですので、ワンテンポ遅らせてからフッキングしましょう。

トップウォーター

夏場など昆虫を強く意識しているシチュエーションで効果的です。

オーバーハングしているエリアでは虫系の移動範囲の少ないルアー選びをし、朝マズメなどベイトフィッシュを積極的に追っかけている場合にはペンシルベイトの早巻きがおすすめです。

トップウォーターは針掛かりがしづらいので早合わせは禁物です。

ミノー

ワカサギやアユなどを捕食しているときにマッチザベイトを意識してミノーのサイズを選択しましょう。

ノーシンカーよりアピールさせたいときなど、ボディーのフラッシングでリアクションバイトを誘います。

スモールマウスバスの回遊しているレンジに合わせてリップの形状を選択していきましょう。アクションはタダ巻き、ストップ&ゴー、ジャーキングなど、色々試しながら反応を確認していきましょう。

スモールマウスバスの釣り方まとめ

相模川 バス

ラージマウスバスで釣り慣れている方はスモールマウスバスの強烈な引きに驚くことでしょう。

習性もラージマウスバスとは少し異なり、今までのバス釣りの固定概念が覆されてしまうかもしれません。

スモールマウスバスの習性が分かることで、いつもとは違う「極端な釣り方」が効果的であることに気づかされます。

まだスモールマウスバスを釣ったことがない人、狙って釣りたい人は今回の記事を参考にしていただければと思います。

一度釣ったら魅了されること間違いなしです!

投稿者プロフィール

moto
moto
バス釣り歴20年。基本的に魚自体が好きなのでなんでも釣れれば嬉しいです!主に関東県内の川・湖・野池で釣りを楽しんでおります。ここ数年、年に1度の琵琶湖遠征が非常に楽しみの一つでもあります。私もサラリーマン向けのブログを運営していますので是非チェックして下さい!