びん沼川の釣りポイントを紹介。ヘラブナもバスも魚影が濃い!

びん沼川

今回ご紹介する釣り場は埼玉県富士見市を流れるびん沼川です。

魚影の濃さは関東一で、ヘラブナ釣り師なら知らない人はいないほど有名な釣り場です。

荒川水系の河川であるびん沼川ですが、下流部が調整池となっており下流にいくつれて流れが弱くなり、最下流の水門(南畑排水機場)付近はほぼ止水となっています。

びん沼川について

釣り人の多さは関東一

びん沼川は全国的にも有名な河川で、平日でも500人、週末には1000人以上の釣り人が訪れる大人気の釣り場です。

私が釣りに行った日は土砂降りの雨、水の濁りもすごくコンディションは最悪。

そんな状態にも関わらず大勢の釣り人が所狭しと並んでおられました。

びん沼川

「釣り堀か!」

と突っ込みたくなるほどの釣り人の多さにびっくりしてしまいました。

もちろん魚影の濃さは釣り堀以上。上手い人は束釣りも可能とのこと。

魚の放流量も関東一

びん沼川は魚の放流量が多く、ヘラブナだけでなく、鯉やハヤなどを毎年6トンも放流しています。

游漁券(釣り券)は1日400円

漁業組合の方が歩いて集金に来てくれます。

これだけの放流量を維持し、釣り場の環境を整えてくださっている組合の方々には感謝しかありません。

びん沼川はバス釣りも人気

そんなヘラブナ釣りで有名なびん沼ですが、実はブラックバスのストックも豊富で、バス釣りの方々にも人気の釣り場となっています。

比較的濁りが強い釣り場なので、スピナーベイトやバイブレーションなど、音や振動でアピールできるルアーがおすすめ。

流れ込みや河川の流入部ではジョイクロ(ジョインテッドクロー)もおすすめです。

お値段はちょっと張りますがメガバスの期待大です!

びん沼川の釣りポイント

びん沼川は全域で魚影が濃く、基本的にはどのポイントを選んでもOKです。

その中でも人気で釣りやすいポイントをいくつかご紹介します。

1. 水門付近(南畑排水機場)

びん沼川の最深部であり荒川への放水をおこなう水門付近です。

水門が閉じているときは流れが緩やかで一番人気の釣り場となっております。

ヘラブナだけでなく鯉やブラックバスも水門付近に溜まっており、活性が高くなるとライズの嵐で水面がお祭り騒ぎとなります。

びん沼川

2. びん沼サッカー場脇の流れ込み

先ほどのポイントの丁度対岸にびん沼サッカー場があります。

その脇を通る用水路の流れ込みはバス釣りのポイントです。

こちらも足場が良く、ひっきりなしに釣り人が入れ替わるハイプレッシャーエリアであり、かなりバスがスレているので注意が必要です。

びん沼川

3. 砂塚橋付近

砂塚橋から上流に行くにつれて少しずつ川の流れが強くなっていきます。

川の流れの境目はヘラブナの活性が高く、かなりおすすめのポイントです。

4. 鶴沼橋付近

駐車場やトイレも近くにある便利な釣りポイントです。

やはり雨風を防げる橋の下が特に人気で、橋げた周りは要チェックです。

この辺りでは鯉釣りをしている人も多く、良型の鯉がバンバン釣れているようでした。

びん沼川

※鶴沼橋からの風景(見えているのが鶴沼橋ではないので注意)

5. びん沼合流地点

びん沼の上流と下流のつなぎ目的な場所です。

流れ込みの付近はデカバスが回遊しているので念入りに探りましょう。

ヘラブナを狙う場合は流れ込みから少し離れたところで釣りをするのがおすすめ。

こちらもヘラブナの活性が高いポイントです。

びん沼川

6. 新河岸川放水路

こちらも人気の釣り場で流れがほぼないのでヘラブナのアタリを取りやすいです。

どちらかというと小バスが多いイメージですが、30センチオーバーのバスも回遊しているようです。

釣り人が多いときには新河岸川を選択することもできます。

【番外編】荒川放水路

びん沼川から荒川への方水路です。

こちらは主にヘラブナ釣り師が多いようです。

荒川との合流地点も絶好のポイントですが、こちらは流れがあるのでテクニックが必要です。

びん沼川で釣りをしてみた

鯉のぶっこみ釣り

水門付近(南畑排水機場)にて吸い込み仕掛けを使って鯉を狙います。

活性が高いのか水面をバシャンシャンと豪快なライズを見せ付けられ、これは釣ってやらねばと気合が入ります。

周りにヘラブナ釣り師が多い場合は投げ釣りを控える必要があります。延べ竿での鯉釣りを選択した方がベターかも(といいながらも投げ竿をセット)

餌はコーンを食わせ餌にスタート

足元の近くまで鯉が回遊しているのは見えるものの、なかなか食いつかず。

埼玉周辺で鯉釣りをしていて感じるのは、植物性の餌への食いつきが悪い(偏見)

動物性のボイリーを持ってくればよかったなと後悔しながら、餌をミミズへと変更します。

投げ竿を放置して30分ほど待つと本日初アタリが!

あがってきたのは50センチほどの鯉でした。

※写真データがどっかにいってしまいました…。

ミミズの場合はすぐに小魚に餌を取られてしまうので難しいところです。

ヘラブナ釣り

普段はぶっこみを愛する私ですが、今回は延べ竿と練り餌でヘラブナを狙います。

びん沼川は流れがあるのでタナはベタ底、練り餌は固めに練りこんでみました。

次第に魚が寄ってくると、浮きの様子もあわただしくなります。

ピョコンと浮きが沈んだ瞬間にピシっとあわせると…..

マブナ

待望の1匹目、サイズもなかなかです。

しかしその後は続かず。

アタリはあるんだけどなあ~

やはり釣りは奥が深いですね…!

ブラックバス釣り

びん沼川には何度も朝早くから通っているのですが、夜明け前からたくさんの釣り人が場所取りをしています。

「あそこ絶対釣れる!」みたいなポイントは既にスレている可能性が高いです。

スレバスをアクションで食わせることを常に意識すると良いかもしれません。

この日の釣行では人の少なかった新河岸川放水路にてバス釣りをやってみました。

魚の放流量が多いびん沼川だからこそ、リズムウェーブ(ジャッカル)が活きてきます。

水路のヘチ周りをアクションをつけて泳がせてみると……

ガツン!と強烈な引きで水中に引き込まれそうになります。

バス

小バスが多い新河岸川放水路ですが、40センチ近いバスも食ってきます。

ポイントが絞られてくるのでびん沼川本体よりも釣りはしやすいかもしれません。

びん沼川での釣りまとめ

その日のコンディションに合わせて釣り場を選べるのがびん沼川の魅力。

止水でじっくり待つのもひとつ、流れのあるポイントで活性の高さを狙うのもまたひとつ。

しかし魚影が濃く、たくさんの釣り人で賑わうびん沼だからこそ、餌にスレている魚を釣りあげるテクニックが必要となってきます。

ヘラブナ、鯉、そしてブラックバスと対象魚も様々で、それぞれの釣りを楽しむことができるびん沼川。おすすめですよ!