スピアフィッシングは禁止じゃない!? スピアフィッシングで楽しく魚突き

スピアフィッシング

スピアフィッシングとは銛(モリ)やヤスを使った魚突きのことです。

スピアフィッシングは禁止行為ではないのかと思われがちですが、むしろ禁止されていない土地の方が多いのです。

ルールを守って安全にスピアフィッシングを楽しむためのコツをご紹介いたします。

スピアフィッシングについて

スピアフィッシング

スピアフィッシングという言葉自体あまり馴染みのないものと思いますが、スピア(刺す)+フィッシングということで魚突きのことを言います。

ヤスとは銛(モリ)の別称で魚を刺す道具ですが、これを使って海に潜り魚をゲットすることをスピアフィッシングと言います。

かつて某TV番組で、よゐこの濱口氏が海に潜って『獲ったどぉ~!』ってやってましたが、あれがスピアフィッシングですって言えば解り易いでしょうか。

私の故郷は宮城の気仙沼市というところで、対象魚は 主にアイナメ・メバル・ウミタナゴ・たまにタコ、海底に砂地のある浜ではカレイを突いていました。

特にウミタナゴ(夏の親タナゴ)は、当時自分の中では一番難易度が低く、数え切れないほど突きました。

スピアフィッシング

学生時代、20~30cm前後のタナゴをわんさか突いては家に持ち帰っていたのですが、いくらガタイのでかいタナゴでも「親タナゴ」ゆえ、栄養分はほぼ全てお腹の子供たちに持って行かれてたのでしょうね。

煮ても焼いてもあまり旨くないんです。

『もうタナゴはいらねぇ!持って来んな!!(持って来るな)』って、ばぁちゃんに怒られたのはイイ思い出です。

それではスピア・フィッシングに興味を持たれた方に、必要な道具や注意事項などをご紹介致します。

スピアフィッシングに必要なスキル

スピアフィッシング

泳げる、潜れる、視力が良い(悪くてもコンタクトでカバーできる方OK)

私もそうですが、普段眼鏡生活の方はコンタクトをすればOkです。

※いくら自分では泳げると思っていても波のある海では、自分の実力が発揮できない可能性あります。

初心者の方は自分の力を過信せず無理しないところから始めていきましょう。

スピアフィッシングに必要な道具

銛(モリ)

最近ではライフルタイプの『スピアガン』というのもあります。

威力抜群ですが扱いには気を付けましょう。

もちろん従来のタイプの銛でも問題ありませんが、ヤスの先が3つ又や4つ又のものを買いましょう。

柄が竹製で短いものは避けたほうが良いです。

竹は浮力が強いので狙いが定まりません。

某TV番組で活躍していた濱口氏は、竹製の銛を使用してましたが彼は別格の上級者です。

フィン

フィンは足ヒレのことです。

これも初めはホームセンターのでイイと思います。

ハマりそうだなって思った方は、『ロングフィン』をお勧めします。

コツとしては、フィンを装着したまま前進して入水しないことです。

フィンを履いたまま前進すると、寄せ波が来た時にフィンの先端が持ち上がって転んでしまいます。

後ろ向きで入水するようにしましょう・

シュノーケル

こちらも必須アイテムですね。

初めての方は自宅のお風呂で遊びながら使ってみると良いでしょう。

ウェットスーツ

必須というわけではないのですが、長時間潜る場合や、岩礁での怪我防止に着用することをおすすめします。

朝方の海は夏でも冷えますし、日焼け防止にもなります。

最初の1着にはフルシーズン用(厚さ3ミリ)のウェットスーツを選んでおけば間違いないでしょう。

冬をメインに潜りたいかたは最初から冬用を選んでくださいね。

スピアフィッシングで獲れる魚

アイナメ

三陸に限って言いますと、上述のアイナメ・メバルが主でしょうか。

アイナメに良く似たクジメという魚も狙えます。

砂地ではカレイ、ヒラメ、マゴチ

関東以南では、イナダやイシダイなども狙えるようです。

東北人としてはとても羨ましい限りです。

スピアフィッシングで気を付けることや禁止行為

スピアフィッシング

事前にスピアフィッシングが許可されているかどうか確認しましょう。

都道府県ごとにルールが定められています。

詳しくは水産庁のホームページから確認できます。

地域によってはゴムやばねを用いての発射は禁止、シュノーケルは禁止などなど細かいルールがあるようです。

スピアフィッシングを装った密漁は絶対禁止です。

魚獲りを装ってアワビやウニを獲るなど言語道断ですね。

絶対しないでください。

当たり前のことですが、盛(もり)を絶対に人に向けないでください。
 
そして友達とスピアフィッシングを行なう場合は充分遊泳距離をとりましょう。

スピアフィッシングについてまとめ

 
私はスピアフィッシングをもっとたくさんの人に楽しんでもらいたいと思っています。

1匹ずつ突いていくので、収穫の効率は悪いかもしれません。

しかし、悠々自適に泳ぎながら海底を眺め、時に郡泳するイワシや豆アジを目尻に何気なく直下潜水すると、シュノーケルに溜まった空気が『コポコポ』と、心地よい音を立てて耳を優しく撫で海面に浮上していきます。

海底では潮の流れに連れられ小石がぶつかり合い『パチ…パチ』と時折聞こえるのですが、これもまた音フェチにはたまりません。

海と一体となって、海を身体全体で感じられる遊びです。

機会があればぜひ皆さんに体感してもらいたいです。

投稿者プロフィール

源爺北京
源爺北京
東北のアラフィフのいつ孫できてもおかしくない爺ちゃんです。
・あまり馴染みのない風変りな釣り
・あまりお金の掛からない釣り
・密猟者と間違われないためのハウツー などなど
歳の数だけ引き出しを持っており、機会があれば後世に残したい。