今回は根魚、ロックフィッシュの聖地『唐桑半島』に釣りに行って参りました。
当日の釣行風景だけでなく、唐桑半島の漁港やおすすめ釣りポイント、根魚に効果抜群の自作エサなどをご紹介いたします。
根魚を釣りに行ったのにタナゴ釣りに夢中になっていたのは内緒の話です。
唐桑半島ってどこ？
唐桑半島（からくわはんとう）とは、宮城県気仙沼市にある唐桑町を指し、岩手県県境に位置した太平洋に突き出した格好の半島です。
車で行く場合、仙台からは東北自動車道と繋がっている三陸自動車道をひたすら北上します。
片道で約２時間半かかりますが、私より遠方からしかも日帰りで来られる方もいたりと最近はちょっと名の知られるところとなっておりますね。
三陸自動車道も今は気仙沼市街のすぐ手前までジョイントしており、あと数年で岩手宮古市まで直結される予定です。
件の唐桑半島は三陸リアス海岸に含まれており、とても複雑な地形をしてますので根魚の宝庫とも称されています。
また、至るところに大小さまざまな漁港があり一つ隣の港や浜に移っただけで釣れる魚種も変わったりするので、私のように落ち着きのない方には打って付けの釣行先とも言えます。
因みに人気の釣果対象魚であるアイナメですが、周辺では［ネウ］と呼ばれていて、根魚＝ねうお⇒ネウになったものと思われます。
そんなリアスの唐桑半島を今回はお盆休みを利用して連泊し、たっぷりと探って参りました。
まずは御崎神社で爆釣祈願
唐桑半島の突端に御崎神社というのがあります。
まずは爆釣祈願をして初日をスタートです。
この神社周辺を境に太平洋に面したがわを［外海］（そとうみ）、気仙沼湾に続くがわを［内海］と呼んでいます。
御崎神社の鳥居前を左に上って行くと、国民宿舎からくわ莊という宿泊施設があります。
もとい、［ありました］と言うのも今年から閉鎖されていました。
そのすぐ隣に御崎野営場というところがあり、今回はそこにテントを張り根城にして活動してきました。
これはキャンプ記事ではありませんので、ここの詳細は割愛致します。
唐桑半島の漁港散策
御崎観光港
野営場から車で下って1～2分程で御崎観光港があります。
公衆トイレもあり、ファミリーで楽しむことができます。
また、あづまやもあるので日差しの強い日はママさんもご安心。
普段休日など、特に夏休み中のお盆に至っては毎年ファミリーで釣りを楽しむ観光客が多いのですが、今年は台風の影響もあり、突端と言えど内海にも関わらず波が高く閑散としておりました。
高波に加え数日前の大雨も影響し、濁りもキツイので他をあたりました…。
小鯖港
次に向かった先は、小鯖（こさば）港 の左手防波堤です。
御崎港から更に内海に沿って半島の付根に向かう途中の港ですが、波もすごく穏やかになっていて透明度も海底の石が見えるくらいに戻っており、一見してコンディションは良さげでしたので堤防周辺をくまなくブラクリしてみました。
結果としては、時間的に下げ潮過ぎたのか腕のせいなのか惨敗でした。
まったくアタリがありません。
無駄にうなじとスネと肘を日焼けするだけでした。
そして移動です。
時折ヒリヒリしたスネをさすりながら、『誰も知らない 知られちゃイケ～ない～♪』という自称デビルマンビーチと言いましょうか、秘密の浜に向かいました。
凪は穏やか！
今宵はここが決戦場です！
秘密の浜
申し訳ありません。
浜の名前は明かせません。
明かしてもマイナーな私道を通るため、地元町内会長でさえたどり着くことが困難と思われます。
画面やや中央の八の字に見えるところがありますが、これは階段です。この階段をくだり、テトラにまたがって釣り糸を垂らします。
『本来、竿もリールもいらないんじゃないかな？』と思われる水深1ｍに満たないテトラポッドの隙間に糸を垂らし数秒待ちます・・・。
［ブラクリ］とは、このような仕掛けを言います。
単にオモリから短い道糸で針を繋いだものです。
後述しますが、エサは自画自賛な自作逸品を使用しました♪
秘密の浜でわずか1時間半（午前）に5尾のクロソイを釣ることができましたよ！
20～30cmと浅場のサイズとしては、まずまずかと思います。
昼前に風が出てきたので野営場に戻り、その日は終了です。
砂子浜
お盆半ばは日中雨こそなかったものの、やはり台風の影響でどこも釣りどころではなかったですが、後半（8/17）になって太平洋がわの凪（なぎ）も落ち着いてきたようなので、この日は外海の浜を散策しました。
画像は、砂子浜というところです。
湾内くまなくブラクってみましたが、まったくアタリがありませんでした。
外海でもコンディション自体は回復していたのですが、パッと見ではわからないものですね。
ホント、釣りって奥が深いですよね！
滝濱
結果、ブラクリそっちのけでタナゴ大爆釣!!!
堤防の端、左がわを覗いて見たら…
なんと、唐揚げにグッドサイズの手のひら級の海タナゴが群泳しているではありませんか！？
急いで市内に戻り、ホームセンターで［撒き餌用のオキアミ］と2.5～3号の小さいハリを買い、ｵｷｱﾐ1匹がけ開始です。
数えてみるとちょうど80尾でした！
でも、［撒き餌用のｵｷｱﾐ］の1匹がけですから軽く３回に1回はバラします。
ので、通算300回は竿を振ったことになります。
ダイエットには持って来いの釣りと思いますのでご興味ある方は、是非お試しください。
但し腱鞘炎になっても、それは自己責任でお願い致します。
根魚に効果抜群！自慢の自作エサご紹介
釣行数日前に家の近くのスーパーで売られていた見切り品のサバです。
それをハリに掛けやすいように切って軽く塩漬けにしてチルド保存して持って行きました。
イワシやサンマも試したことがありますが、ブラクリ（根魚釣り）にはサバの塩漬けがベストと思っています。
それと＋αで根魚完全撃破出来ます！
･･･、撃破しちゃイケませんでしたね。攻略ですね。
塩サバの切り身の他に［ひょろん］と何かついてるかと思います。
これは、イカのゲソです。
こちらもまたスーパーの見切り品をあらかじめ買って、胴体も含めハリに掛けやすいように切り、肝その他内臓と一緒にビニール袋に入れて塩適量にて揉み込んだものです。
サバの塩漬け＋イカの塩辛といったところですが、根魚には最強の武器（餌）と自負しております！
唐桑半島の釣りまとめ
ということで唐桑半島での釣りの様子や、おすすめの漁港、釣りポイントをご紹介いたしました。
釣り上げた海タナゴ80尾は全てしっかりウロコ、エラ、内臓を取り除き 約半数は今回お世話になった友人におすそ分けして30尾ほどを持ち帰りました。
自宅に帰って、そのうち10尾を早速唐揚げにして堪能しました。
頭から頬張り、バリバリボリボリ…、そしてご飯をひとすくい口に運ぶ・・・
幾度かの咀嚼ののちにおもむろにみそ汁を音を立ててすする・・・
『あぁ～… 日本は・・・ イイ国だなぁ～～～ 。。。』
投稿者プロフィール
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東北のアラフィフのいつ孫できてもおかしくない爺ちゃんです。
・あまり馴染みのない風変りな釣り
・あまりお金の掛からない釣り
・密猟者と間違われないためのハウツー などなど
歳の数だけ引き出しを持っており、機会があれば後世に残したい。
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