タマゾンこと多摩川に生息すると言われている巨大アリゲーターガーを釣りに行ってきました。
ビッグベイトや生餌を駆使しアリゲーターガーを追いかけた3日間。
そしてついに、ジョイクロ・尺ワンに大きなアタリが…!
果たして多摩川でアリゲーターガーは釣れるのか。
【タマゾン】多摩川のアリゲーターガーを釣りたい
多摩川といえば「タマゾン川」と言われるほど外来種や熱帯魚が多く繁殖しており、メーターオーバーのアリゲーターガーを見たという話も少なくありません。
もちろん、飼育できなくなった熱帯魚を多摩川に放してしまうのは良くないことです。
しかし日本に居ながらにして巨大魚と戦えるとあれば調査しに行かないわけにはいきません。
ということで今回は多摩川にアリゲーターガーを釣りに行ってきました。
そもそもアリゲーターガーとは
アリゲーターガーは最大で2mを超える大型の淡水魚で、本来はアメリカ南部やメキシコに生息している魚です。
獰猛な肉食魚であり、日本では特定外来生物に指定されています。
鑑賞目的で飼育されていた個体が放逸されたことにより、日本各地の河川でも発見されるようになったそうです。
多摩川や淀川など水温の高い河川では越冬、繁殖が可能だと言われています。
※特定外来生物の飼育や生きたまま運搬、販売、譲渡、輸入、野外への放出は禁止されています。
【タマゾン】多摩川でガーを狙うタックル
多摩川でのアリゲーターガー釣行を支えてくれるタックルの紹介です。
未知の魚大魚が釣れるかもしれないということで、以下のようなタックルを用意してみました。
ロッドはワールドシャウラ1754
アカメ釣りでも使っている対モンスター用のロッドです。
シマノが誇るワールドスペックのパックロッドならメーター越えのアリゲーターガーでも余裕でしょう。
リールはストラディック4000を使用します。
【タマゾン】多摩川でガーを狙う~1日目~
朝8時30分、二子玉川駅に到着。
アリゲーターガーの目撃情報が多いポイントを中心に攻めていきます。
比較的流れの緩やかな深みにアリゲーターガーは潜んでいることでしょう。
使うルアーはガンクラフトのジョインテッドクロー178です。
周りはスモール狙いの方が多いので、どう考えても今回の装備は周りから見るとおかしい人ですね。
しかしそんなこと気にしません。
「アリゲーターガーを釣ってみんなをあっと言わせてやるんだ。」
そう自分に言い聞かせながら釣りを始めて15分ほど経過。
初アタリで強引なバイト、しかしモンスタータックルなので簡単に上がってきます。
残念ながらカムルチーでした。
その後、3時間は全くアタリなし。
お昼休憩にしようかと思っていたそのとき、ジョイクロをひったくるような大きなアタリが!
レッドテールキャットが釣れました!
アマゾンに生息する「ピララーラ」と呼ばれる1メートルを超える大型のナマズです。
目的の魚ではありませんでしたが、アリゲーターガーに一歩近づいた気がします。
お昼休憩後ルアーをワームに変更し、小型のアリゲーターガーもターゲットにしてみました。
しかしワームで釣れるのはスモールマウスバスばかり…。
楽しいには楽しいですがスモールと遊んでいる暇はありません。
再びジョイクロに戻し、1投目で大きなアタリが!
今度はラージマウスの方でした。
周りの方からも拍手喝采でしたよ。
コイツを釣りに来たわけではないんですがね…。
それからまたアタリはなく、勝負は夕マズメへと。
今までにない激しい引きと重さ、強烈な首振りと華麗なエラ洗い。
残念ながらコイツでした。
シーバスです。
たしかにシーバスとブラックバスが同じところで釣れるというのは釣り人からしたらロマンが溢れる場所ですが今は違います。
2日目の餌に使うためにシーバスはストックしておきます。
餌のストックをもう少し欲しいなと思い、ガサガサをしながら小魚を採取していきます。
すると…
これは!
正真正銘のガーパイクではないのでしょうか?
種類はアリゲーターガーかスポッテッドガーかわかりませんが5センチほどの稚魚でした。
アリゲーターガーの目撃例が多い二子玉川駅付近では繁殖している可能性がありますね。
※上画像はその場で観察するために小さい容器に入れているだけです。観察後は2日目の釣り餌とさせていただくため、締めて持ち帰りました。
【タマゾン】多摩川でガーを狙う~2日目~
さて、多摩川釣行2日目が始まりました。
今朝は少し気温が低かったので温排水を餌で狙ってみます。
釣りを始めて30分程して、クイッという感じの軽いアタリ。
アメリカザリガニでした。
餌は昨日捕まえたのガーの稚魚、古代魚を食うとはなんて贅沢なザリガニだ。
それからザリガニという万能餌をゲットできたのは大きな収穫です。
少し川を眺めていると
おっ!!?
この大きくて頭の方が長い魚影はもしかして!
しかし仕掛を投げると同時に深いところに潜ってしまいました。
鯉にしては大きすぎるしシーバスにしては頭が細長い。
見た感じでは1mを超えるシルエット…狙いのアリゲーターガーでしょうか。
それから10分後、あまり強くないアタリがあり
生餌には小さい魚も食いついてしまいます。
2日目はシンドイ釣りになりそうですね…。
午後からは泳がせ釣りで巨大アリゲーターガー狙います。
安心安定の泳がせ釣りにヒットしたのは
ターゲットのアリゲーターガーですが、30cmくらいでしょうか。
巨大怪魚を狙う!と意気込んで来たのにこれではサヨリサイズです。
しかし今日の泳がせ釣りは絶好調!
さらにアタリが連発!
なんとオスカーが釣れました!
色から察するに観賞用に改良された個体でしょう。
オスカーは低温にかなり弱いため、最近放流された個体なのではないでしょうか。
このオスカー持って帰って飼育しようと思います。
熱帯魚が好きな方からすると多摩川は宝庫ですね。
だからと言って放流はいけませんよ。
次に釣れたのはボラ。
なんかムカつく顔をしていますね。
即リリース。
その後はスモールマウスに餌を持っていかれるばかりでした。
スモールとブルーギルは入れ食いですが、アリゲーターガーが釣れる気配はありません。
実は私は、いつもバス釣りの時はギルの口に入らない大きさの仕掛けばかり使っており、長年バス釣りをやっていますが今回釣れたのが人生で初のギルです。
ちょっと感動してしまいました。
このあとは全くアタリがなく、2日目は終了となりました。
3日目は秘密兵器を使って大物狙いで攻めますよ!
ジャーン!
ジョイクロの尺ワンです!!
来る決戦のために開封をせずにとっておいたのです。
30cm、252gの巨大ルアーを多摩川にぶち込みます。
さて最終日はどんな結果に終わるのでしょうか。
【タマゾン】多摩川でガーを狙う~3日目~
本日が3日間の多摩川釣行の最終日!
気合を入れて朝5時半から釣りを開始します。
この2日間、色々な魚に出会ってきましたが、巨大アリゲーターガーにはまだ出会っていません。
本日は腹をくくってジョイクロの尺ワンでずっと攻めたいと思います。
しかし大きいだけあってキャストしづらい。
飛距離も出ない。
尺ワンはじめて使いましたが、アクションはジョイクロシリーズだけあって素晴らしいです。
またアピール力にも優れているので魚が結構追いかけてきます。
尺ワンと同じくらいのサイズの魚まで追いかけてきます。
そして尺ワンの待望のアタリが!
重い!
でもただ重いだけのコイツは…
鯉でした。
しかもスレ掛かりでした。
やっぱアリゲーターガーは夢なのか。
昨日釣ったやつは小さいし、多摩川には巨大なアリゲーターガーはいないのではないかと思っていたその時!
明らかに肉食魚特融のバイトが!
かなり多きなスポッテッドガーでした!
太陽が雲に隠れて少し涼しくなった途端に釣れました。
やはり熱帯魚でも高温には弱いのでしょうか。
アリゲーターガーではなかったのが悔しい!
その後は何もなくタイムリミットを迎えました。
【タマゾン】多摩川でガーをリベンジしたい
巨大アリゲーターガーには出会えませんでしたが最高の3日間でした。
今まで出会ったことのない魚種にも多く出会えて夢を与えてくれました。
いや〜、いいもの見せてもらいましたよ。
しかし私の目標はあくまでもメーター超えのアリゲーターガーですからね。
また近いうちにリベンジと行きましょう。
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