今回は山中湖のバス釣り攻略テクニックと、おすすめのバス釣りポイントをご紹介いたします。
『デスレイク』と名高い山中湖ですが、そんな山中湖でもバスは釣れます。
山中湖とは
世界遺産である富士山の麓に位置する山中湖は、富士五湖の中でも最大の面積を持つ湖で、特に釣りやキャンプといったアウトドア好きに人気の湖です。
富士山を目の前にしてのバス釣りは山中湖ならではの楽しみ方で、他のフィールドにはない最高のロケーションとなっています。
富士五湖の中では一番標高が高く、冬場はワカサギ釣りが盛んに行われます。
湖の最大深度は13.3mと富士五湖の中では一番浅い湖で、地形の変化も少ないフィールドです。
古くからバス釣りが盛んな湖で知られ、ブラックバスの放流はもちろん、ソフトルアーの使用もOKでバス釣りの大会も盛んに行われています。
山中湖へのアクセス
東京方面からは東名高速道路の御殿場ICで下り、R138号線を15分程走ります。
須走ICからは東富士五湖道路を経由して10分程で山中湖ICに到着します。
インターを下りてからは3分程度で湖畔に到着します。
山中湖の放流バスについて
放流頻度は全盛期に比べて減ってはいるものの、今でも放流直後は数釣りの楽しめるフィールドとなっています。
同じ富士五湖の西湖ではブラックバスの漁業権を放棄してしまったことから、全国でも放流バスを楽しめるのは山中湖、河口湖、芦ノ湖の3ヶ所となっております。
放流バスの数釣りを楽しむコツとしては、放流直後であれば周辺のウィードなどバスが居着きやすいストラクチャーを狙い打ちすることです。
養殖場で育てられていたこともあり、放流直後から広範囲に動くことは可能性として低いので、放流場所を外してしまうと全く釣れないという状況になってしまいます。
エサとなるペレットで飼育されていますので、落ちてくるモノによく反応します。
ファーストフォール、ウィードからルアーが外れた瞬間がバイトチャンスです。
山中湖バス実釣報告!
今回の釣行は急遽山中湖に行けることになり、現地に到着したのは10時過ぎでありました。
半分観光気分でしたので、子供と3人でのんびりとボートフィッシングを開始です!
今回お世話になったのは桂川の目の前にある『なぎさボート』さんです。
バスの放流が2日前にあったとの情報もありましたので、あわよくば入れ食い・・・
なんて状況も想像しつつスピナーベイトを中心に広範囲にサーチしました。
時折カットテールのジグヘッドも投入してみますが沈黙の時間だけが過ぎていきます。
ボートの上で昼食を取りつつ、なぎさ前~デニーズ前まで流しますが完全に無の状態です。
当然子供たちは飽きてきますので、ワカサギ釣りにシフトしたら一時間少々で35匹も釣れました。
お手軽なので釣り初心者の家族連れにもおすすめです!
そんなこんなで夕マズメはポイントを変えておかっぱりしようとなりましたので、ガスト前まで移動してみました。
するとボートのバサー含め、おかっぱりアングラーも釣れているというお祭り状態に遭遇。
これはやるしかないでしょ!
ということでおかっぱりを開始すると早々に息子がカットテールのジグヘッドでバイト!
しっかりといなして放流バスをキャッチしました。
前回の河口湖に続き、カワシマイキーを巻き続けてみましたが、結局のところはゲーリーヤマモトさんが放流バスにも効果抜群ということを再認識いたしました。
山中湖のバス釣り攻略方法
山中湖はバサーの間でも「デスレイク」の異名を持つ、難易度の高い湖です。
なぜなら目につくストラクチャーというものがほとんどなく、水中にあるウィードやかけあがりなどの地形変化を狙って釣る必要があるからです。
そんなバスの居場所をつかみづらい山中湖の攻略方法は、やはり群生するウィードエリアを狙って釣り歩くことになります。
ストラクチャーが少ない山中湖の中でも桟橋は絶好のポイントとなりますが、ボートを係留するためのロープが張り巡らされているため、避ける方がベターと言えます。
山中湖のバス釣りおすすめポイント5選
あてもなく釣り歩くには厳しい山中湖ですので、ポイントを絞って釣ることが釣果を伸ばすカギとなります。
すべてのポイントにおいてウィード攻略が必須になってきますので、水中の状況をいち早くキャッチすることが重要です。
平野ワンド
目につくストラクチャーが少ない山中湖の中で、唯一岸際にアシなどのストラクチャーが豊富に点在しているエリアとなります。
風の影響も受けづらく、魚が溜まりやすいワンドエリアということもあり人気のポイントです。
岸際のアシはもちろん、岬に掛けてのブレイクもバスの回遊ポイントになりますので、シャッドやミノーで攻略しましょう。
朝方にはバスがワカサギを追い回してることも!
ママの森
ママの森はおかっぱりでの定番ポイントです。
ママの森見晴台下は3~10mの急激なブレイクが続いていますので、デカバスも多く回遊してくるポイントとなります。
地形はハードボトムになっていますので、レンジに合わせたルアーチョイスが攻略のカギとなります。
クランクベイトを沈み石などにヒラ打ちさせるのが有効です。
ガスト前
おかっぱり、ボートフィッシング共に人気のあるエリアです。
ウィードが広く生い茂り、バスやベイトとなるワカサギのストック量が豊富なポイントです。
ウィードの周辺はもちろん、沈み石などもバスが居着く重要なポイントになりますので見逃せません。
特に放流直後はバスが溜まりやすい場所ですので、夏場は朝一のトップウォーターゲームが面白いエリアとなります。
デニーズ前
ガスト前と同様に春~夏に掛けてウィードが広く生い茂ります。
湧き水が湧いている場所のウィードが特に青々としていますので狙い目となります。
地形変化が乏しいエリアではありますが、ウィード付近に集中してバスが多くストックしていますので、スモラバやダウンショットといった点の釣りも効果的です。
スピナーベイトで広範囲にサーチした後、フィネスでフォローを入れるという釣り方がおすすめです。
なぎさ前
桂川の流れ込みがある山中湖随一の一級ポイントになります。
常に水の動きのある流れ込み周辺では、バスやベイトの回遊があり、1年を通して実績のあるエリアとなります。
おかっぱりではシャローのウィードエッジ、ディープエリアではブレイクラインや湖底の変化、ブイのアンカー周りが狙い目となります。
山中湖のバス釣りおすすめルアー5選
ワカサギがメインベイトとなる山中湖ですので、ワカサギを意識した釣りを展開していきましょう。
表層からボトムまで広範囲に探ることができるルアーが攻略のカギとなります。
①カットテール/ゲーリーヤマモト
ゲーリーヤマモトのカットテールは、山中湖釣行には必ず忘れてはならない必須アイテムです。
定番の使い方はジグヘッドでのズル引きとミドストです。
ウィードに絡めながら広範囲に探ることができるので、広大なウィードエリアを効率よく探ることができます。
ウィードに引っ掛かったらシェイクして外すという動作を繰り返し行いましょう。
②スリムヤマセンコー/ゲーリーヤマモト
カットテールで反応がない場合や、濁りが入っているときにはスリムヤマセンコーを使用します。
センコーよりは細身のシルエットですが、カットテールよりもボリュームがありますのでアピール力を上げることができます。
ウィードのすり抜け性能も抜群ですので、ウィードポケットに落としたいときにも重宝するワームです。
③イモグラブ/ゲーリーヤマモト
バスの食いが渋いときに活躍するのがイモグラブのノーシンカーです。
放流バスにも効果絶大で、フォーリング中にバイトすることが多い特徴があります。
ユラユラとダートしながらウィードの奥へ落とし込み、リフト&フォールで誘いましょう。
バスがいそうな「ここぞと」いうポイントで使用しましょう。
④ハイピッチャー/O.S.P
放流バスにも効果的なスピナーベイトは、ウィード攻略では欠かせないハードルアーとなります。
ジグヘッドと同様に、ウィードに引っ掛かったらシェイクして外すという動作でリアクションバイトを狙いましょう。
活性が高い時はフォールでバイトしてきますのでラインを見ながらボトムまで送り込みましょう。
ハイピッチャーの3/8ozが山中湖バスには最適な大きさとなります。
⑤TN50/ジャッカル
変化の少ない広大なフィールドを釣り歩くには、バイブレーションのような手返しの良いルアーが欠かせません。
このNTバイブは一口サイズですので、食いが渋い時でも吸い込みやすいサイズ感となっています。
特にサイレントモデルが山中湖と相性が良く、放流直後のバスには効果絶大です。
ウィードを引っ掛けないギリギリのラインをトレースすることがポイントです。
山中湖でバスが釣れない!そんなときはワカサギを釣ろう
どうしても釣れない時はワカサギ釣りにシフトしてしまうという手もあります。
富士山を目の前にしてのボートフィッシングですので、ロケーションはこの上なく最高です。
ワカサギ用の仕掛けにエサとなる紅サシを付けて落とすだけのお手軽フィッシングですので、初心者でも簡単に釣ることができます。
魚探も必要なく、ボート屋さんのアドバイス通りのポイントで釣りすればOKです。
お手持ちのULのスピニングタックルやベイトフィネスでも対応可能ですが、ボート屋さんでも専用タックルをレンタルしていますので、手ぶらでも楽しめます。
山中湖は夏場でも涼しい山上湖ですので、ワカサギ釣りのシーズンインとなる10~11月が比較的過ごしやすくておすすめの季節となります。
山中湖バス釣りまとめ
筆者の私が初めて山中湖で釣りをしたのは小学生のときですが、山中湖バスの顔を拝めたのはなんと社会人になってからなのです。
その間、河口湖や丹沢湖など様々なフィールドでバスを釣ってきましたが、山中湖とは相性が悪く数年の月日が経ってしまいました。
コツさえつかめばさほど難しい湖ではなく、今回も初めて連れて行った息子にも釣らせることができました。
是非とも私が悩みに悩んだフィールドの攻略方法を参考に足を運んでみてください!
投稿者プロフィール
- バス釣り歴20年。基本的に魚自体が好きなのでなんでも釣れれば嬉しいです!主に関東県内の川・湖・野池で釣りを楽しんでおります。ここ数年、年に1度の琵琶湖遠征が非常に楽しみの一つでもあります。私もサラリーマン向けのブログを運営していますので是非チェックして下さい!
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