みなさんは『ホヤ』という食材をご存じでしょうか?
今回は殻付きホヤの一番簡単な捌き方をご紹介いたします。
ホヤの捌き方は何パターンかありますが、私はこの捌き方が一番簡単だと思っています。
ホヤとは
ホヤは三陸沿岸や北海道で養殖されている食材で、「海のパイナップル」とも呼ばれています。
その独特な香りと苦みから地元の人でも好き嫌いが分かれる食材です。
関東では海鮮居酒屋などで極稀に提供されることがある程度で、食べたことがないという人も多いのではないでしょうか?
もしも殻付きの活ホヤと出会うことがあれば、ぜひ食べてみていただきたい食材です。
ホヤの捌き方
ホヤの捌き方は何パターンかありますが、今回は一番簡単な捌き方をご紹介いたします。
①ホヤを水洗いする
殻付きのホヤは汚れがついているので流水で洗い流してください。
特に根元の方に汚れが溜まっています。
②ホヤの根本を切る
ホヤを洗ったら、ホヤの根本のあたりを切ります。
このときにホヤの中の体液が一気に飛び出してくるので気を付けてください。
私はびしゃびしゃになりました。
③ホヤを真っ二つにする
ホヤを真っ二つにします。
殻が固くて切りづらい場合はハサミを使うと楽です。
④ホヤの身を殻から剥がす
ホヤの身を殻から剥がします。
殻さえ切ってしまえば中の身はすぐに取り出せます。
⑤ホヤのはらわたを削ぎ落とす
ホヤのはらわたを削ぎ落とします。
包丁ではらわたと見の境目をスライスするように削いでください。
身を削ぎすぎると食べるところがなくなってしまうので軽く削ぐ程度でOKです。
綺麗に取れなくてもこの後に洗い流すので大丈夫ですよ。
⑥ホヤの身を塩水で洗う
残ってしまったはらわたや汚れ、ぬめりを塩水で洗います。
塩水は海水の濃度に近い、3%~4%を目安に作ります。
※ホヤの風味を最大限に楽しみたい人は、「②ホヤの根本を切る」の際に出てくるホヤの体液をボウルに貯めておき、その体液で身を洗うそうです。
⑦ホヤの水気を取る
塩水で洗ったホヤはキッチンペーパーで水分を取りましょう。
ある程度水分を取ったら下処理は完成です。
ホヤの刺身
今回はホヤのお刺身を作りました。
下処理をしたホヤを細い短冊状に切って盛り付けるだけです。
刻んだ大葉とワサビ醤油で食べると最高です。
さっぱり食べたい方はポン酢でいただくのもいいですよ。
ホヤの食べ方いろいろ
今回はホヤの捌き方とお刺身を紹介しましたが、キュウリとワカメとあえて酢の物にしたり、唐揚げにしたり、お吸い物にしても美味しいです。
ぜひみなさんもいろいろなレシピに挑戦してみてください。
東北の方はスーパーなどで活ホヤを見かけることがあると思いますが、そのほかの地域の方はめぐり合うことがとても少ないと思います。
Amazonで三陸のホヤを産地直送してくれるそうなので、気になった方はぜひ試してみてください。
新鮮なホヤは臭みもなくて最高に美味しいです。
そして何よりお酒が進みます。
ぜひ三陸の珍味、海のパイナップルを体感してください!
投稿者プロフィール
- 宮城県出身。大学卒業後は某大手企業のメディアを担当し、WEBディレクターとして活躍する。独立後はSEOディレクターとして活動する傍ら、趣味の旅が高じて旅ルポ・エッセイストとしても支持を得ている。基本的に一人行動派。釣りは最近始めたばかりの初心者。
最新の投稿
- 魚料理2021年7月5日【三陸の珍味】一番簡単な『殻付きホヤ』の捌き方
- 釣り掘り2019年5月11日【釣り堀カフェ】キャッチ&イート吉祥寺店で釣りデートを楽しもう!
- 魚料理2018年10月9日【栄養満点】秋鮭と白子のさっぱりレモン鍋
- 魚料理2018年10月8日【激安】ハマグリより美味い。巨大ホンビノス貝を酒蒸しにしてみた