近所の池で釣ったフナを食べてみた!フナ料理は美味しいの?

フナ

ヘラブナやマブナなど、釣りの対象魚としては人気のフナ(鮒)ですが、フナを持ち帰って食べる人は少ないですよね。

臭い、小骨が多いというイメージが強いですが、先入観だけでフナを美味しくないと判断してしまうのはもったいと思いませんか?

そこでフナ料理は食べれるのか、美味しいのかを徹底検証してしました。

そもそもフナとは

フナは鯉目鯉課の魚で、流れの緩やかな池や河川に生息しています。

水質の悪化にも強く、汚い池でも平気で行き続けることができます。

ゲンゴロウブナは30センチを越える大型のフナで、ゲンゴロウブナを品種改良したものが釣りで人気のヘラブナです。

ゲンゴロウブナが植物性プランクトンを主食としているのに対し、その他のフナは雑食で昆虫から水草までなんでも食べます。

滋賀では鮒寿司としてフナを食べる

滋賀県では琵琶湖の固有種であるニゴロブナを使った鮒寿司が親しまれています。

鮒寿司はフナの塩漬けと米を発行させて1年~3年ほど漬けた料理で、滋賀県では各家庭ごとに漬け方が異なっており、折々の家庭の味があるようです。

鮒寿司

酸味と匂いが強く滋賀県民でも好き嫌いが別れる料理です。

卵を抱えているメスを用いた鮒寿司の方が高額で取り引きされています。

フナを捌いて食べてみる

ということで近所の池(というか沼)でフナを釣ってきました。

今回はマブナをゲットしました!

フナ

20センチくらいのサイズですがさっそく捌いていきましょう。

※今回は泥抜きをしないで食べてみます。

まずは鱗を落として三枚に卸します。

フナを捌いて食べる

川魚は皮目や腹骨の周りに泥臭さ溜まってしまうので、厚めに皮を剥ぎ、腹骨もこそぎ落としましょう。

思ったよりも綺麗な身質をしています。

フナを捌いて食べる

臭みを消すために塩水処理をしていきます。

塩大さじ1程度の塩水に3分ほど漬けて身を洗います。

フナを捌いて食べる

塩水処理をした後はほとんど臭みが無くなります。

片栗粉を付けて、バターで焼きます。

焼きあがったらフナのムニエルの完成です!

フナを捌いて食べる

フナ料理を食べてみる

さっそくフナのムニエルを食べてみましょう。

外はカリっと中はふわっと……してない!

身はボソボソで小骨が多い…。

うーん。

脂も旨味もありません。

泥臭さや臭みはありませんが、あえて食べたいという味でもないですね。

焼いたり揚げたりするよりも煮付けや鯉こくなどの汁物の料理にする方がいいのかもしれせんね。

フナは美味しいのか?

結論からいうと今回食べたフナ料理は美味しくありませんでした。

しかし泥抜きをしなくても泥臭くなく、料理次第では美味しく食べれるかもしれません。

※生息池や水質によっては泥抜きをしないと泥臭いかもですよ!

サイズや季節によっても脂のノリ方が違います。

なので、この1匹でフナを全て美味しくないと判断するわけにはいかないですね。

ということで、次回は産卵期(4月~6月)のフナを料理して食べてみたいと思います。

乞うご期待!