
今回は春の東京湾にシロギス釣りに行ってきました!
まだ気温は低く水温が安定しないため食いは渋いようでした。
そんな中でもシロギスちゃんを釣りあげるためのテクニックもご紹介いたします!
キスとシロギスについて
キスといえば天ぷらの代名詞と言っても過言ではない人気食材ですよね。
日本にはシロギスの他に、アオギスやホシギス、モトギスなどが生息しており、それらをまとめて『キス』と呼んでいます。
とはいえ、食卓に並ぶキスは基本的にシロギスであり、東京湾のメインターゲットになるのもシロギスですので、キス=シロギスで問題はないのかもしれません。

シロギスの生態系
シロギスは本州以南に生息するキス科の魚で体調は20cm程、大きい個体は30cmまで成長します。
湾内の浅い砂浜やアマモ場を好む浅海性で、生息海域は水深30mまでといわれています。
基本的には砂底を回遊しながらゴカイ類やアミエビなどを捕食しています。
シロギスの釣り時期
日本では1年を通してシロギス釣りを楽しむことができ、東京湾でも1年中シロギス釣り船が出ています。
釣果が安定するのは5月~9月頃で、上手い人だと束釣り(100匹超え)もよくあることだとか(船長さん情報)
今回私が釣りに行ったのは4月前半ということで、水温がまだ低くシロギスの活性が悪かったようです。
乗り合わせた釣り人さんたちと渋いね~なんて言いながら寒さと戦うことに…笑
冬のシロギスも脂が乗っていて美味しいとのことでしたが、3~4月は一番難しい季節だったようです。

シロギス釣りの実際の釣果
今回お世話になったのは東京湾の船宿泉水さんです。
荒川沿いに船を構える船宿さんですが、東大島駅まで送迎の車を出してくれます。
アクセスはこちらのマップを参考にしてください。
船着き場は店から徒歩3分、荒川右岸、葛西橋の上流300mです。
気前の良い女将さんたちが出迎えてくれるアットホームな船宿ですよ
ヘタレな私のために酔い止めからクーラーボックスまで、いろいろと準備していただきました。
本当にありがとうございます。

出典:船宿泉水
4月上旬ということで気温も上がってきてはいるのですが、やっぱり海上はまだまだ寒いです。
防寒対策はしていても手は凍えてしまいますよね。
そんなこんなで船に揺られること1時間くらいでしょうか。
アクアラインを超え、シロギス釣りのポイントに到着。

普段であればエサを追い食いしてくるシロギスですが、やはり水温が低いためにシロギスの活性は低め….
目の前に来たエサだけをパクっと食らいつくようなイメージでしょうか。
竿先を細かく動かして誘いますがシロギスはなかなか乗らず。
しかしポイントを転々としながら探っていくとポツポツとアタリが!

写真では伝わらないですが、とても綺麗なシロギスです。
さすが海の女王、渚の貴婦人と言われるだけのことはあります。
繊細なアタリを逃さないようにするのがシロギス釣りのコツですね。
そのあともポツポツは釣れるけど爆釣というほどではありませんでした。
結果的には一人10匹ほどのアベレージでしたが、家で食べるにはちょうどいい量でしょう。
たくさん釣り過ぎても捌くのが面倒です。

シロギス釣りのコツとテクニック
東京湾の船釣りでのシロギス仕掛けは主に天秤か胴付きかの2パターンにわかれます。
天秤だと仕掛けをユラユラと流すことができるので、シロギスを自然に誘うことができます。
デメリットは仕掛けが海中で自由に動くために絡まりやすいという点です。
基本的には天秤仕掛けをメインに考えて問題ないと思います。
一方で胴付き仕掛けはライントラブルが少ないのがメリットですが、砂底に潜むシロギスを狙うには上の針が機能しないのが難点です。
キスの回遊するレンジと違うタナではなかなか食いつきません。
ではどんなとき胴付き仕掛けを使うかというと、シロギスの食いが渋く、広範囲でシロギスをサーチしなければいけない場面で効果を発揮してくれます。
活性が高い時は船の真下でもバンバン釣れますが、活性が低い今回の釣行のようなときにはシロギスの目の前に餌を送り込む必要があります。
そんなときに、トラブルの少ない胴付き仕掛けを船からちょい投げし、仕掛けをベタ底に付けた状態でズルズル引いてくるのです。
そうすれば胴付き仕掛けの2本(または3本)の針をシロギスの生息している砂底に付けたまま、サーチを行うことができます。
しかし潮の流れによっては隣の人とお祭りしてしまうので、初心者の方には少々難しい釣り方かもしれません。
とはいえ、シロギス釣り自体は簡単で、初心者にもおすすめできる釣りなので、気軽に船の真下で天秤仕掛けで初めてみてください。
シロギス釣りのまとめ
今回はシロギス釣りの釣行記と、船でのシロギス釣りのちょっとしたコツやテクニックをご紹介いたしました。
ベテランの釣り人さんは竿を2本用意し、一本は船の真下で置き竿に、一本は投げ釣りでシロギスを探っていくという釣り方をしていました。
ですが、初めての方はあまり難しいことは考えず、適当に船の真下に仕掛けを投入しましょう。
時期が良ければ簡単に釣れますし、安定して釣果を出すことができます。

東京湾のシロギスは身がしっかりしていてとても美味しいです。
天ぷらはもちろんのこと、お刺身にしても美味しくいただけます。
ちなみですが、シロギスをお刺身にするときは身を縦に切った方が食感良いのでおすすめです!

ぜひみなさんもシロギス釣りに挑戦してみてくださいね!
投稿者プロフィール

- 永遠のビギナーズラック待ちアングラー。
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