【名古屋港】潮見橋シーバス『釣れないボイル』を完全攻略

名古屋港

名古屋港潮見橋周辺にシーバスを釣りに行ってきました!

塩見橋は超有名シーバス釣りスポットでありながら、釣り人の間では「釣れないボイル」と称されています。

そんな潮見橋のシーバス釣りを攻略していきたいと思います。

『名古屋港』潮見橋について

潮見橋は名古屋港のワイルドフラワーガーデンの近くに掛かっている橋で、シーバスやクロダイ釣りの有名ポイントです。

天白川の流れ込み部分はベイトも多く、夜の橋脚周りは明暗部でボイルも多く発生します。

しかし前述の通りこのボイルにルアーを撃ち込んでもなかなか釣れません。

ベイトが多すぎるのと、ルアーが不自然な動きをするとシーバスに見切られてしまうようです。

できるだけ自然な動きでシーバスにアピールしていきましょう。

『名古屋港』潮見橋へのアクセス

  • 市バス新瑞橋発14系統「ワイルドフラワーガーデン」行き(乗車時間約32分)「ワイルドフラワーガーデン」下車、徒歩約3分。
  • 市バス金山発19系統「ワイルドフラワーガーデン」行き(乗車時間約35分)「ワイルドフラワーガーデン」下車、徒歩約3分。
  • 市バス神宮東門発19系統「ワイルドフラワーガーデン」行き(乗車時間約30分)「ワイルドフラワーガーデン」下車、徒歩約3分。
  • 地下鉄 名港線「名古屋港」駅より徒歩約5分。「ポートビル」より約10分。
  • あおなみ線「金城ふ頭」駅より徒歩約5分。「水上バスのりば」より約20分。

『名古屋港』潮見橋でのシーバス釣り

実際に名古屋港のシーバスフィッシングに来てみました。

有名スポットの潮見橋、しかもこの日は大潮。

ポイントには入れないくらいの激コミを予想していたので、敢えて満潮の時間帯を外し、満潮から二時間後の夜9時頃から潮見橋で釣りをしてみることにしました。

ちょうど上げのタイミングで満潮を釣りに来た人達が帰って行くところで、運良く釣り場には人がゼロ。

しめしめと、橋脚前の一番良いスポットに入れました。

普段、潮が高い時には隠れている足場に立ち、橋脚付近に向かってキャスト。

ベイトは5センチに満たないハクが岸際に大量に溜まっているのと、岸から3メートルくらい離れたところに溜まっている20センチ前後のイナっ子、時節、バチが流れてくる感じでした。

バチ

海面を観察していると、表層付近に流れに向かって泳いでいるイナっ子達が時節不規則に泳ぎ回って逃げ惑ったり、岸際のハクの群れにシーバスが突っ込んで捕食している姿が見られます。

名古屋港あるあるですが、ベイトの量が多すぎてルアーに反応しないという怪現象。

そのうち、イナっ子達が海面にザワザワと不規則に動き出して群れの端の方でバチュン!とボイルが始まりました。

音を聞く感じだと、そこそこ良い型のシーバスが群れを襲っています。

それを皮切りに定期的に目の前でざわついてはボイルを3分に一度くらいの頻度で起こります。

さて時合い到来です!

橋脚

ボイルが起こりそうなところにあらかじめルアーを送り込んで流しても中々食いません。

何度か通したところでアプローチを変えてみようと思い、3メートル程下流に立ち位置を変えてもっと鋭角に上流にキャスト。

今まではボイル位置に対してルアーを横切らせるコースをとっていましたが、上流から、縦にボイル位置の中を通すコースをとりました。

すると、一投目、暗い橋脚付近から電灯の光が当たる部分に差し掛かった時にドドン!!

きました。

シーバス特有のアタリと直後のエラ洗い!!

見た感じランカーまではいかないにしてもこの時期としてはそこそこ良い魚。

結構ガッツリとバイトしていたのでエラ洗いで外れる心配はなさそうだ。

足場付近の石積みに潜られると厄介なので少し弱らせてから引き寄せ、ハンドランディング!

元気の良い60アップのシーバスが釣れました!!

潮見橋シーバス

測定と写真を撮ってすぐに魚はリリース。

元気に帰って行きました。

潮見橋シーバス

『名古屋港』潮見橋シーバス攻略方法

釣り場所選び

今回は運良く橋脚前に入れたので良かったですが、場所としては橋脚の前、ちょうど道路の真下になる部分に地形変化があり、少し深くなっていてそこにベイトが豊富に溜まっている為、ほぼほぼそこでしかボイルが起きていませんでした。

ちなみに僕が立った位置はフラワーガーデン側の岸で、反対側の岸はこちらより浅く、ベイトの量は薄くなるので、手堅く釣りをするのであればこの位置がベストかと思います。

ルアー選び

名古屋港での攻略ポイントとして、大量多種のベイトによって惑わされてしまうことがありますが、僕は大抵80ミリ前後のサーフェースルアーを流していきます。

シンペンやウェイク系、浮力のあるビッグベイトでも表層より少し下のレンジを流すことができれば可能性はあると思いますが、今回使ったのは、リップレスミノーです。

レンジ、動き共に完全にイナっ子を意識しています。

大物は大抵群れで入ってきてそこそこサイズ(10センチから20センチ)のイナっ子を食べているので、パターンやベイト関係なく、年中どこでもこのリップレスミノーは通用します。

(シャローランナーとは言いますが、ボラ系を食べているシーバスであれば水深5メートルあろうが関係なく食べてきますよ)

この日のルアーはタックルハウスのTKLM90で通しました。

ボラを食べている魚に効果的であることや、動きが弱いので魚をスレさせないというメリットもありますが、夜釣りでのメリットとして表層付近を泳ぐので根掛かりをしないということや、橋脚に当たってもそうそう割れたりしないところがいいです。

バイブレーションだと、コンクリートに当たった瞬間に真っ二つになったり、ミノーでもリップが折れたりします。

その点、リップレスミノーは棒状ゆえにかなりタフ。塗装ハゲしたりしますが破損することは今まで一度もないのでそういったところでもイチオシです。

カラーは名古屋港は濁りがキツイ事が多いので、強めの色、ピンク系やチャート、オレンジ系がよく効きます。

この日は少し水が澄んでいたのと連休でプレッシャーもかかっているだろうということでレッドヘッドでボディが透明のものを使っていました。

迷った時はコットンキャンディーを持っていけば間違いないですね。

ルアーを流すコース

流し方は基本的には上流に向けてキャスト(アップクロス)し、橋の影になっているところを横切らせていくイメージです。

いわゆる明暗というやつですね。

橋脚についている魚を狙ってタイトにキャストというより、橋脚の周りに出来た流れのヨレなどについているベイト達の中を泳がせていくイメージです。

流れもあり、潮も良く動く河口付近の橋脚なので、居着いている魚を狙うというよりも、やる気がある、食事をするために群れで入ってきた魚を釣っていく釣りになります。

なので、常にこのコースでこのタイミングでというよりは、少しの変化(明暗や流れのヨレ)に対してアプローチを変えてみる(立ち位置や、流すコース、ルアーの速度)事で魚と出会う確率を上げていく事が一番大切な事です。

『名古屋港』潮見橋の釣りまとめ

潮見橋シーバス

釣れないボイルで有名?な名古屋港潮見橋シーバスゲームですが、ボイルに対してのアプローチを少し変えてあげるだけで魚が反応してくれました。

攻略の1番のポイントとしては、潮見橋付近に大量にいる平和にピョーンと飛んでいるボラではなく、何かに追われて一生懸命固まり、表層でざわついているボラの群れをいち早く探し、そこに最適なアプローチでルアーを送り込んでいく事が一番重要な事でした。

今回は短時間釣行で一つのポイントのみをアタックしてきましたが、橋脚付近だけではなく魅力的な地形変化や、足場付近の石積み、少し離れたところに浜なんかもあり、シーバスだけではなく他の魚種も釣れそうな場所がいくつかあったので、またそちらも攻略方法を見つけてみたいと思います。

タフな釣り場ですが、この超有名スポットで手にする一匹はまた違った価値があるかもしれませんね。

是非、トライしてみてください。

投稿者プロフィール

つりしたやし
つりしたやし
淡水海水問わず、魚に会えるのを求めて今日も元気
に出勤いたします。